各種ラフタークレーン(12t〜70t)、クローラークレーン(55t~500t)、オールテレーンクレーン(100t~1,200t)に加え、クローラークレーンとオールテレーンクレーンの特徴を併せ持ったラチスブームオールテレーンクレーン(550t・750t)と多種多様なクレーンを保有しており、小規模工事から風力発電、橋梁架設、大型プラント工事等の大規模工事まであらゆる建設現場に対応できます。以下に、とりわけ大規模工事にご提案する大型クレーン仕様をご紹介しますが、これらの他にもお客様の各現場に応じて最適な仕様をご提案致します。
橋梁の架設、重量物の据付で追加ウェイトを使用しての作業となる場合、「クローラークレーン+ウェイト台車式」がよく採用されますが、オールテレーンクレーン(LG1750NX)の場合は、浮かせるタイプのワゴンウェイトを使って作業します。橋梁架設工事のような短期間作業では、本方式を採用することにより以下のようなメリットがあります。
SLDB仕様の場合は、アウトリガー幅は12m×12mとなります。ワゴンウェイトは、旋回半径で13m~20mまで無段階で調整可能であり、浮いている状態で長さを変更できるので、狭い場所では、後端半径を縮めての旋回が可能となります。
また、ワゴンウェイトはピン2本で固定されているため、ワゴンは簡単に切り離すことができ、夜間架設後、ピンを外しワゴンウェイトを切り離して旋回が可能です。ワゴンを切り離した場合は、SLD仕様としてそのまま作業することができます。
接地圧は専用鉄板で分散するため、殆どの場合が20t/㎡以下となります。専用鉄板のサイズは2.5m×6mです。
LG1750NX風車向け仕様は、吊り上げ能力に余裕があるため、風の強いウィンドファームでも、安全に作業を行うことができます。そのため風による作業への影響を軽減することができ、最終的な工期の短縮にもつながります。
SL8H仕様
SW仕様
港での水切り作業や据付作業において、S6D2B仕様(作業半径16m)で最大600トンまで吊ることが可能です。S6D2WB仕様では、ブーム長77m+63m、作業半径76m下で85トンもの定格荷重があります。また、吊り下げ式のパレットウェイトのため、地盤養生も最小限に抑えることができます。
風力発電建設向けの仕様で、今まで多かった2MW~3MW 80mタワーの建設工事でよく使用されます。メインブームの長さが100mあり、その先に固定ジブを継ぎ足すだけでいいので組立スペースが削減できます。またサイト間を移動する際も先端のジブを解体するだけでいいので、工期の短縮にもつながります。
最近増えつつある大型風車の建設向けの仕様で、3MW~4MW 100mタワーの建設に使用されます。固定ジブ仕様よりは組立のスペースを取りますが、立組をすることで狭いスペースでも組立が可能です。同等の能力のクローラークレーンと比べると組立スペース、組立解体の時間も大幅に節約することができます。
T7YVEF6.5m仕様
T3YV2VEN42m仕様
パレットウェイトを追加することにより、700トンクローラークレーン相当の能力を発揮します。パレットウェイトの位置は16m、13m、11mとなっており、吊り荷重と現場ヤードの状況によって変更することが可能です。
パレットウェイト16mとする場合、650tCCの能力を上回り、条件によっては750tCCクラスの作業も可能となります。
八戸ジャンクション橋梁工事